ひなめがさんのRTA Advent Calendar19日目の記事です。
RTA Advent Calendar 2024 - Adventar 初回のRTA in Japanから現在まで走者/解説/ボランティア/一般観覧で参加しているRiJ老人会である筆者が今と昔のRTA in Japan(主にコロナ禍前の初回2016年冬~2019年冬までのオフライン開催)について書きます。
執筆動機
コロナ禍でオフライン開催が中止されていた時期を境に参加者の層が変わり、最近参加し始めた人は初期のRiJが今と色々違うことに興味を持つかもと思いキーボードを取った次第です。 主観が混じる記載もありますが、事実に齟齬があった場合にはご指摘いただけると幸いです。 それでは以下に書いていきます。
オフライン開催は冬だけだった
現在は夏冬にオフラインで開催されていますが、コロナ禍での休止になるの2019年冬までオフライン開催は冬のみでした。 理由としては夏冬行うリソースが運営に無いからとのことでした。 (運営の方々は本業の仕事の傍らに運営活動をされています) 2020年と2021年はコロナ禍が特に大変な時期で2年連続オフライン開催が無く、例年行っている夏のオンライン開催のみでなく冬もオンライン開催になっていましたが、そろそろやりたいよねということで2022年夏はオフライン開催が決定し、そこからは毎年夏冬オフライン開催と開催されるようになりました。
走者参加は有料だった
現在の会場費などの運営費用はRiJの広告収益で賄われています。 しかし、この費用の多くはイベント中のサブスク加入で発生するものであるため、イベント前には手にできない&それでは足りないため、第2回の開催くらいまでは有料だったと思います。
拍手が少なかった
現状を考えると想像がつかない方も多いと思いますが、RiJが開催されるまでは基本的に異なるゲームコミュニティ間の交流は存在しませんでした。 自分が走るゲーム以外は全く分からない人も多いため、拍手ポイントが分かりません。解説の方々も今のように拍手ポイントを宣言することもなく、淡々と起きている事象を解説するスタイルを取っていたため今と比べて厳粛な空気が漂っており、拍手をするのに勇気が必要な状態でした。 第一回のアーカイブ を見ると分かりますが、拍手はまばらでした。
youtube.com
空気が重めだった
現在は茶番があったりコスプレ走者がいたり会場も広々していたりと明るい雰囲気がありますが、初期の会場はあまり広くない雑居ビルの1室で最近の会場と比べてあまり清潔感もなく(トイレにウォシュレットが無いと言えば伝わりやすいかも)、当時のゲーム配信やRTA 界隈などの空気感もあり(((例:配信ガイドライン が無いため配信はグレーな行為になるので今ほど市民権を得ていなかったり嫌儲 思想もまだ強かったりなど))少しアングラな雰囲気がありました。 解説者も茶番を入れずに淡々と解説をする人がほとんどでした。バナナを食べたり 、歌ったり 、テーマパークのキャスト みたいな人もいましたが、現在と違って当時はだいぶ異色です。 そのため、今ほど笑いや拍手が起きるということは少なかったです。 また、まだまだネットで顔を出すのはかなり怖いことという印象がある時代であり、完全に顔を隠したりマスクで一部隠したりする人が散見された点でもアングラ感が漂っていました。 当時のTwitchコメントでは配信を見ていた外国人たちが困惑し(海外ではマスクは一般的ではない)、日本人がマスクをする理由の箇条書きテンプレコメントを作るほどでした。 例:1.彼らは病気である 2.彼らは忍者である など
来場者同士の交流がなかった
今はラウンジスペースなどで多くの来場者が交流しているのが見られますが、第1回目は基本的に皆知り合いがいないので交流してるところを見た記憶はありません。 そのため、会場では皆 無言でスクリーンを眺めているのみという映画館のような状態でした。 私事で言うなら第2回(2017年冬)の時は第1回がきっかけで他の走者にわずかに挨拶くらいはしたような気もしますが、基本的には第3回くらいまであまり周囲で交流は無かったように思います。名刺を刷る人が出始めたのは第3回からで、各所で名刺バトルが繰り広げられるようになったのはコロナ休止を挟んだ2022年からだったと思います。 ちなみにラウンジができたのはコロナ禍で休止した後最初に開催された2022年夏の渋谷会場からです。
採用枠に運営枠、厳選枠、抽選枠があった
現在は厳選枠しか存在しませんが、2018年のRiJ3で撤廃されるまでは運営の応募ゲームを採用する運営枠と抽選で決める抽選枠がありました。 その抽選の模様は今でも下記のリンクから視聴可能です。
www.twitch.tv
抽選枠が撤廃された経緯については下記のリンクから確認可能です。
rtain.jp
採用理由が載っていた
下記リンク先の2016年のように初期は採用理由が記載されていました。
rtain.jp
採用されたゲームについての説明がRiJサイトに掲載された
上記と同じリンクですが、2018年を含む初期の方はゲームの説明が載っていました。 私が知る限りの2018年までは少なくとも運営の方で書いていました(途中から走者解説が事前チェックするようになった?)。
rtain.jp
解説の名前が表示されていなかった
レイアウトの問題? 理由はうろ覚えですが、第1回目では解説者の名前は表示されていませんでした。
VIDEO youtu.be
開催期間が3日間しかなかった
現在は1週間程度開催が当たり前になっているが、初回については3日だけでした。 ラインナップはPCゲームが少なく、当時から見てもレトロゲーム に分類されるゲームが圧倒的に多いという当時のRTA 世相をうかがい知れるものになっています。
horaro.org
荷物を預かってくれた
第2回のオフライン開催(2017年冬)までは荷物を預かってくれていました。 第1回の時は受付の後ろに。RiJ2の時は会場のロッカーにだったと思います。 コロナ前の2019年までは秋葉原 会場(ハンドレットスクエア倶楽部)であり、コミケ 時期でもあったので、その関係なのかもしれません*1 。
会場で寝れた
今では会場で寝ると起こされますが、RiJ1では場所こそ用意されてないものの椅子などで寝てもお咎め なしでした。 禁止が明言されてない=寝れるではなく、何かしら寝ることが禁止されてない情報が公式からの情報に明記されていた記憶があります。 しかし、いびきが配信に載ってしまったためRiJ2からは寝れなくなりました。
食事ができた
現在のルールでは飲食については水分補給のみが可能ですが、コロナ禍前は「手に持って食べられる軽食」は許可されていました。会場内でのマスクも不要でした。 筆者はRiJ2の時に観覧席で赤福 を食べました が、今思うとまずかったかもしれません。赤福 は軽食として認められるのかが争点になりそうです。
オーディエンスマイクが無かった
機材周りは現在と大きく異なり、観客に向けるオーディエンスマイクがなかったため観客の笑い声や拍手などが配信に入らず配信での臨場感に欠けていた。
解説の声がほぼ聞こえなかった
初回のRiJではハウリング の問題でスピーカーをほとんどの時間で切っていたため解説の声がほとんど聞こえず、聞きたい人は解説の後ろで中腰になりながら聞きに行っている状態でした。 私は初回で解説をしましたが、自分の解説の時はちゃんと聞こえるようにと声を張り上げたら会場の端まで声は届いていたもののお腹の調子が悪くなりました。それくらい大声じゃないと聞こえない状態でした。
www.twitch.tv
プレイの様子が見づらかった
現在はスクリーンと走者が観覧席から大体同じ方向にありますが、初回は90度異なる位置にあったためプレイの様子が見づらく、解説の立場としても同じ会場にいながら観客と別の方向を向いているので一体感を感じられず疎外感がありました。 単純にスクリーンも見づらい位置関係にあり*2 、この話と先述の解説の声が聞き取りづらい問題は以下のリンク先にも記載されているため出典として添付します。
rtain.jp
入場登録が不要だった
現在も飯田橋 会場では入場登録が不要ですが、当時はもっと小さい秋葉原 会場でも入場登録が不要でした。 しかし、収容人数には限りがあるため、注目されているゲームで来場者が多い時などは入場制限がかかり、現在と同じく来場しても入れないこともありました。
Twitchスタッフが手伝っていた
Twtichスタッフがお手伝いをしていました(確かRiJ2まで)。 技術支援だったり時々解説も担当していました。
ボランティア募集が無かった
初回は現在と異なりボランティアの公募がありませんでした。 おそらく運営陣とTwtichスタッフでやっていたのだと思います。 RiJ2から公募が行われました。
rtain.jp
チャリティイベントではなかった
現在RTA in Japanは慈善団体への寄付を募るチャリティイベントとなっていますが、RiJ2くらいまでは違いました。 チャリティとして行いたい気持ちはあるものの法令と余力の関係で難しく、非チャリティとして運営している間に海外勢からチャリティにするよう何度も要望されていたと聞いています。国境なき医師団 さんもコロナ前は会場にいらっしゃいませんでした。
rtain.jp
物販がRiJ直営だった
現在の物販は無敵時間さんが商品の用意と販売を行っていますが、RiJ1はそもそも物販無し、RiJ3からはRiJ運営が直接アクリルキーホルダーやしおりなど小物を販売していました。 無敵時間さんは2020年から協賛されており、その経緯についてもリンク先に記載されています。
rtain.jp
日清食品 がスポンサーになっていた
あの日清食品 さんがスポンサーになっており、希望する走者にはカップヌードル が配られていた。
女性がほぼいなかった
RiJ1に関しては全日通いましたが、少なくとも私は一人も見たことがありませんでした。 RiJ2には1人はいたかもしれない程度の記憶があります。 4度目のオフライン開催であるRiJ2019ではボランティアも女性が少なかったため、ペーパー補充などの女子トイレの保全 が男子トイレよりも困難でした。 現在でもゲームイベント全般に言えることではあるものの男性が多いですが、当時の男性来場者比率は今よりも圧倒的でした。
同接が2,3000人くらいだった
現在は万単位で同接がありますが、RiJ1では2,3000人程度*3 でした。 今のようにニュースで取り上げられるということも無かったはずです。 RiJ2からは一部走者にWebメディアからのインタビューが入りました。
news.denfaminicogamer.jp
最後に
今と昔のイベントの相違点ではないですが、コロナ前のRiJ動画の個人的なおすすめと宣伝を貼ってお別れにしたいと思います。
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