ポケモンスナップとそれ以外のことを書くブログ

ポケモンスナップとそれ以外のことを書きます。それ以外のことは買ってよかった物など。

ポケモンスナップの始め方

前書き
私がポケモンスナップ放送をすると他の放送よりもリスナーが多く訪れます。
しかし、私以外に定期的にポケモンスナップ放送を行う方はニコ生ではKotoさんしかおらず、人口不足に悩まされています。なぜ関心が高いのに競技者が増えないのかと考えたときに一つの答えとして手引きがないからだと考えたため書くことにしました。


本文
まずはポケモンスナップで何を行うかから考えます。
大別すると以下になります。
・通常プレイ
・ハイスコアアタック
・ロースコアアタック
RTA
・バグ、仕様検証
自分が行う分野が決まったら、次に使用ハードを決めます。
ポケモンスナップを遊べるハードには以下があります。
ニンテンドウ64
Wii(VC)
WiiU(VC)
先に結論を書いておくと、
スコアアタックとRTAはハードごとに競技が分かれているため、
操作性が高いニンテンドウ64がおすすめです。
(通常プレイのみならなんでもいい)
では細かいハード差異は後述するとして、各分野に触れていきます。

<通常プレイ>
特に競わない場合は自分が持っているハードで始めればいいと思いますが、
操作性の高さからニンテンドウ64がおすすめです。
中古で本体のみ200~800円が相場です。
説明書が無くても十分遊べます。

<ハイスコアアタック>

Cyberscoreというサイトにプレイヤーの記録が載せられています。
競技はさらに細かく分かれ、3種類あります。
・レポートハイスコア:ポケモン全種のハイスコアを足したスコアで競う
ポケモン別ハイスコア:ポケモンごとのハイスコアで競う
・コース別ハイスコア:しるしを含む撮影種類数×写真の総得点でコース別に競う

レポートハイスコアはポケモン別ハイスコアに付随するという感覚で、ポケモン別ハイスコアが一番競われている感じがします。
コース別ハイスコアは最近あまり活発ではありませんが、ゲーム内でも推奨される公式競技です。

<ロースコアアタック>
ポケモンを全種(63種)撮影したデータでレポートスコアをどこまで下げられるかを競います。競技者は筆者以外に一人しか知りませんが、開発スタッフも行っていた競技です。
https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_npfj/tokuten/page07.html
2017/02/01時点でCyberscoreは競技枠の新設を検討中。
備考:各ポケモンの大きさは40点が最低の模様(N64でのみ検証)

RTA
100%とany%の2種類が存在。
100%:ポケモンを全種撮影してのゲームクリアまでを競う。

any%:ポケモンの撮影数に関係なくゲームクリアまでを競う。
<計測開始>名前を決定した瞬間(精査時には名前表示欄の赤四角が消えたフレームから)
<計測終了>エンディング前に現れるきろくちゅうの文字が出始めた瞬間

日本では競技者が少ないが海外ではどちらも人気の競技。

記録は主にSpeedrun.comに提出されています。
海外勢の多くが日本語版を使用しており、(確か)100%RTAでは処理落ちの関係で25~30秒ほど差が出るだろうという予想を聞いたことがあります。

any%と100%で競技時間の差は4分程度であり、途中まではチャートも同じためどちらから始めるのもオススメ。
以下はそれぞれの解説動画。
100%RTAの解説動画で共通部分(リバーのポリゴン撮影前まで)の最新チャートを採用しているため、any%を行う場合でもまずそちらを見てからany%の解説動画を見た方が良いです。

100%RTA解説


any%RTA解説



<バグ、仕様検証>
後述しますが、一部に関して各ハードで仕様が異なるため、検証の際には検証したいハードに合わせることになります。
WiiUにはQSQL機能がついているため、検証のしやすさは上がりますが、必ずしも全てをN64にも反映されることはできないかもしれません。
ちなみにポケモンスナップは一般的なエミュレーターでは再現度が低いため、64のソフトを吸い出しても検証内容は限られてきます(Cen64ならN64BIOSを吸い出して利用するため完全に再現できるようです)。



以下は各ハード差です。

ニンテンドウ64

<長所>
・操作がしやすい(しゅやくセンサーの動きが遅い)
・競技者の間で最も使用されている
・安く入手しやすい
・海外版のソフトも入手しやすい
・草に隠れているニョロモが判定される(RTA)
・仲間ニャースが撮影可能(コース別ハイスコア)
・写真に写っている結果を基に採点される

<短所>
・処理落ちがある
・しゅやくセンサーの動きが遅い(まれにRTAのミュウ戦で不利)

Wii(VC)】
<長所>
・仲間ニャースの点数が異様に高い(64版世界記録が仲間70に対して余裕で100越え)
・ソフトが壊れることがない

<短所>
・処理落ちがある
・操作が難しい(しゅやくセンサーの動きが速い)
・草に隠れいてるニョロモが判定されない
ポケモンの大きさが小さく採点される
・シャッターを切った瞬間と現像される写真の差異が大きい

・写真に写っている結果で採点されない(未検証。WiiU版のみ?)

WiiU(VC)】
<長所>
・処理落ちがない
・QSQLが使える
・ソフトが壊れることがない


<短所>
・操作が難しい(しゅやくセンサーの動きが速い)
・草に隠れいてるニョロモが判定されない
ポケモンの大きさが小さく採点される
・シャッターを切った瞬間と現像される写真の差異が大きい
・写真を基に採点されない(参考:sm30239102 写真より何フレームか後の状態が判定に使われる?)
・仲間ニャースが判定されない
RTAの競技人口が少ない