長くなったので簡潔に本文のまとめを先に。
0.解説役になった経緯
RTA in Japan1 ポケスナRTA未経験だけど立候補して走ってみたよ。
RTA in Japan3 Kotoさんに頼まれたよ。
1.解説練習
実際に走ってみたり解説動画を作ったりして解説内容を考えたよ。
練習は走りながらセルフ実況したり、動画にアフレコしたよ。
2.リハーサル
走者の隣で実際にやってみたよ。
3.解説メモ公開
他の走者の台本も見たいなー。
昨年のRTA in Japan3でKotoさんが走ったポケモンスナップ25万点RTAの解説を務めさせていただきましたキイです(2018/12/31)。
RTA in Japan1でもKotoさんのポケモンスナップ100%RTAの解説を務めましたが、RiJ1の時もRiJ3の時もなかなか好評だったため、どういう方法で解説を組み立てたかや練習したかなどを書いていきたいと思います。
0.解説役になった経緯
まず前提としてRiJの解説は公募式です。
KotoさんがRiJ1に出場すると聞いた時にはポケスナRTAはKotoさん以外に日本人走者が実質いない状態だったのと、当時の私に時間がかなりあったので、ハイスコアアタックしかやったことがなかったものの学会員としての使命感から立候補しました。
RiJ3の時は25万点RTAの日本人走者はKotoさんだけだったものの、RiJ1の時と違って
私にそこまで時間があったわけではないですが、会長(Kotoさん)から指令が下りたので受けました。
1.解説練習
既プレイ勢を対象とした解説内容にすることで方針決定した後は、基本的に私の方で解説内容を考えました。
RiJ1の時はポケモンスナップのRTAは全く未経験でしたが、その状態でただ知識のみをつけるだけでは乙の解説は出来ても甲の解説には至らないと考えました。プレイヤーでないと分からない難しさや失敗経験などを盛り込みことが出来ないからです。
そのため、まずは実際に自分が走者になってみることにしました(2016/12/06)。Kotoさんから貰ったチャートを基に走る内に、ポケモンスナップRTAの面白さ・難しさを入門者の視点から知ることが出来ました。また、その中でチャート改善点を見つけて貢献するという副次的効果もありました。
チャートを覚えて何度か走ってみて慣れて来たくらいには自分がプレイしながら実況解説をやってみることで、流暢に適切な解説が出来るようにし、ガバってチャートから外れた動きになっても対応できるようにしました。その頃には本旨から外れてすっかりハマってしまったので解説動画も作りましたが、これが非常に良かったです。何が良かったかと言うと、この動画がそのまま解説原稿として機能する上に、編集で再三見直したおかげで説明文を覚えてしまっていたからです。今後解説を行う人はこの方法をオススメします。門扉も開け、一石二鳥です。100%RTAに関してはこの練習で完結しました。
25万点RTAに関しては2018/12/10から解説作業着手に入ったのですが、解説動画を作成する余裕がなかったため(上記動画は編集だけで丸2日半かかりました)、自分で実際に走ってみてチャートを完全に覚えて走れるようになったら2周だけ通して終わりました。プレイが忙しすぎて走りながらの解説ができないカテゴリだったためです。
チャートを覚えた後は解説内容を考えます。序盤の100%RTAと共通チャートに関しては100%の説明文をそのまま流用するので楽です。それ以降の解説については動画を見て考えてメモに起こしていきます。実際にプレイを見ないと説明内容が思い浮かばないものなので、解説の練習がてらKotoさんの最新チャートの動画(新チャートの提案もあってチャートが12月だけで3回くらい変わってた)にアフレコしながらとりあえず解説してみるという風にやってみました。その時に口から出てきた内容を解説メモに落とし込んだりして解説内容を埋めていきました。
しかし、その作業も時間が無かったので途中までの状態でリハーサル(2018/12/23)を迎えることになりました。
2.解説リハーサル
RiJ1の時も3の時もKotoさんと会って実際に隣り合った状態でやってみました。
そこで解説内容を練ったりプレイの改善相談を行なったりしました。
ここで出た解説内容の改善案を盛り込んだ上で練習するのがベストなのですが、RiJ3の時は時間が取れなかったため、改善案を盛り込んだメモを作るだけに留まり、練習までは出来ていませんでした。さらに本番前日はあまり眠れず当日は体調不良だったため、本番であれだけ喋れたのは奇跡的だったと思います。ちなみに本番でのKotoさんとの会話は台本に一切ないです。
3.解説メモ公開
希望があったので、以下にRiJ3での解説メモを貼っておきます。RiJ1のものは作っていないので存在しません。
結局メモは本番になっても完成しませんでしたが、そもそも未完成の所は書いたところでリターンが小さかったので、書かないことにしました。プレイを見ていればだいたい同じところで同じ内容が頭に浮かぶので、覚えるためのメモは不要でした。ポケモンスナップRTAは目を離すと解説に必要な状況が分からなくなり、解説中にメモを見ることはほぼ不可能なため、覚えないのにメモだけ作ることも無意味でした。解説内容を覚えるためだけのメモです。
簡易説明シートはRTA開始前の説明について覚えられるように単語だけ書いたものが載っていますが、開始前ならカンペを読んでも支障はなかったので、結局使いませんでした。
赤文字は「説明に必ずしも必要は無いけど、言っておきたい内容」だったと思います。「序盤が大事というのは人生と同じ」というのはKotoさんの解説動画から(https://www.nicovideo.jp/watch/sm33695249 )。